緑の学校 その

鎌倉の紅葉(獅子舞〜天園)卒業遠足

 

 

12月5日、月曜日、晴れ。

今日は緑の学校の最終回。卒業遠足です。

 

 

大塔宮へ集合して、永福寺の史跡公園へ移動します。

 

 

 

鎌倉らしい自然を五感で味わいつつ、天園ハイキングコースをすすみます。

 

 

リョウメンシダ、ジュウモンジシダ、アスカイノデ、イワガネゼンマイ、イワガネソウ、

オオイタチシダ、ノコギリシダ、オリヅルシダ、フモトシダ・・・・・、

このあたりはシダの宝庫です。

 

 

これまでになくぬかるんだ道は、歩くことさえたいへんでしたが、

 

 

獅子舞の紅葉はさすがでした。

 

 

登り切ったところからは――、

最高のながめでした♡

 

 

野鳥の声に耳をすませたり、

 

 

地層の露頭を観察したりして、

 

 

無事、大塔宮にもどってきました。

 

座学と自然観察の「緑の学校」はいかがでしたでしょうか。

講師のみなさま、今年1年、ありがとうございました。

 



緑の学校 その

ネイチャートレイル 鎌倉―横浜

 

 

11月7日、月曜日、晴れ・曇り。

いきなり冬がやってきたように冷えますが、雨さえ降らなければそれでよし、

贅沢は言いません。

 

 

今日は、鎌倉霊園を抜けたところから緑に囲まれた近郊緑地を歩き、

横浜自然観察の森まででかけました。

 

 

 

この季節、華やかな花は少ないのですが、

ふだんは見過ごしてしまうような地味な花や実に注目。

 

 

丹念に見てみると、構造の面白さに驚かされます。

 

 

観察しながら山道を歩いていると、

 

 

目を見張るような立派なサラシナショウマの花。

 

 

草の中では小さなハダカホオズキの実がかがやいています。

 

 

横浜市と鎌倉市の市境です。

 

 

横浜自然観察の森で湿地の植物を観察。

 

 

コゲラがいました。

 

 

講師の話に熱心に聞き入る受講者のみなさん。

 

来月はいよいよ卒業遠足、

獅子舞・天園で鎌倉の紅葉を楽しみます。

 

 

 

 

 

 

 



緑の学校 その

源実朝の金槐和歌集の花と緑

 

 

10月17日、月曜日、小雨。

今日は湯浅先生の平成28年度最後の講座です。

 

 

「一般的に頼朝に比べると影の薄い実朝ですが、

鎌倉・室町・江戸幕府の39名の武士のうち、歌集を出したのは実朝だけ。

戦いだけでなく精神性をも兼ね備えた者がすぐれた武士ならば、

ぜひ実朝の存在を再認識してほしいものです」

というところから金槐和歌集の講義がはじまりました。

 

 

「なぜ実朝が歌集を出したのか」という背景を丹念にさぐります。

 

 

「実景を詠んだ歌からは、13世紀の鎌倉の自然植生や古地形までわかります」

と、湯浅先生。

 

たとえば、

〜鶴岡仰ぎて見れば嶺の松 こずゑ遥かに雪ぞつもれる〜

という歌からは、

今は照葉樹林におおわれた八幡宮の裏山にマツがしげっていたことがわかります。

 

また、

〜梓弓磯べに立てるひとつ松 あなつれづれげ友なしにして〜

という、由比の若宮(元八幡)の歌からは、

海岸線が今よりも深く、滑川の奥まで来ていたことがわかります。

 

 

このようにして、あっというまに講座時間の2時間がたちました。

湯浅先生、今回も多角度的かつ深いアプローチの講義をありがとうございました。

 

 

 

 



緑の学校 その

湿地の動植物

 

 

10月3日、月曜日。曇りときどき雨。

今日の緑の学校は、鎌倉中央公園で湿地の動植物の観察です。

 

 

中央公園では、ちょうど、ツリフネソウ、ミゾソバ、オオミゾソバが見頃です。

ミゾソバとオオミゾソバを一緒に見られるのは、中央公園ならではともいえます。

 

 

 

  

 

風情ある秋の草花や実ですが・・・・、

 

 

それぞれ驚くべき周到な生き残り戦略をもっています。

その戦略の一つとして、開放花と閉鎖花をもつ植物の話を聞いています。

 

 

小さな種や花の構造をルーペで観察。新しい世界が広がります。

 

 

雨のせいでしょうか、カツラの甘い香りを強く感じます。

 

 

午後は室内で座学です。

ツユクサの花の構造、タデ科の植物の特徴、カヤネズミやカシラダカの話を聞きました。

あいにくのお天気でしたが、秋の自然を堪能していただけましたでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



緑の学校 その

初秋の散在ガ池森林公園を歩く

 

▲せせらぎの小径

 

9月5日、月曜日、晴れ。

 

このところ天候が定まりません。

昨夜も雨の音で目が覚めて、無事開催できるかどうか心配になりましたが、

講座時間には、カンカン照りの真夏日になっていました。

 

 

散在ガ池はかつては農業用のため池でした。

また、このあたりは一時、宅地開発の波に飲み込まれそうになったこともあるそうですが

今では自然林が復元されて、

豊かな緑が涼しい木陰を提供してくれています。

 

 

せせらぎの小径で、ミツデウラボシイワタバコ群集と呼ばれる鎌倉らしい植生の崖を観察。

 

 

山々からのしぼり水は、せせらぎとなり砂押川へと注ぎます。

 

 

流れに目を凝らすと、マシジミやカワニナ、シマアメンボ、・・・ハンミョウも。

 

 

 

周辺には、ウワバミソウ、セキショウ、コクサギ、タマアジサイ、キツリフネなど。

 

 

 

午後は池の外周の、のんびり小径〜馬の背の小径を歩きました。

 

 

やれやれ、ようやく無事におりてきました。

 

「くだりはすべりやすいので、くれぐれも気をつけてくださ〜い」

なんて言っておいて、すべって転んだのは私だけ。

恥ずかしかった〜。

みなさん、健脚です。

 

散在ガ池の小さな秋は見つかったでしょうか?

来月は鎌倉中央公園です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



緑の学校 その

緑の現状

 

7月4日、月曜日、晴れ。

急に暑くなりました。

この季節、鎌倉の山々の緑は勢いづき、日ごとに濃さを増していきます。

 

 

緑の学校第5回講座では、鎌倉の緑の推移について、

歴史風土や都市構造を俯瞰しながら考えてみました。

 

 

講師によりますと、

「都市構造に歴史的背景を継承しているところは、永くいい状態が続きます」とのこと。

鎌倉の都市構造も中世からさほど変わっていません。

 

 

今年新しく整備された段葛。明治のころの写真を見ると、

八幡様のあたりにはマツが多く見えます。

 

 

わが町鎌倉の特性を、客観的に見てみました。

 

 

八幡宮裏山の開発に地元住民や文化人が反対した御谷騒動。

日本初のトラスト運動を成功させ、

古都保存法制定のきっかけになった出来事だそうです。

 

 

 

右は八幡宮の裏山が開発されたとしたら?というシミュレーション画像。

左は現在の鶴岡八幡宮。

まさに、神は自然物に降臨する!

 

 

「鎌倉の豊かな緑は、市民と行政が手を携えて保全してきたたまものです」。

「自然は、あって当たり前と思ってはいけない」

という講師の言葉が胸に残りました。

 

緑の学校の前半は今日で終了。8月はお休みです。

秋からの自然観察では、この魅力的な緑を大いに満喫しましょう。

(豊かな緑を残してくれた先人の苦労に感謝しつつ・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



緑の学校 その

緑との共生

6月13日、月曜日、雨。



「なぜ、緑が大切なんですか?」
 という湯浅先生の言葉から、講座がはじまりました。
「緑のなかにも、私たちの生活に悪影響をあたえるものがある。緑の質が問題です」



ときどきサルやクマがイノシシが人里に現れて、
人を襲ったり畑を荒らしているというニュースを聞きますが、
これは、奥山と里山をつないでいた境界でもある「外山」がなくなってしまったから、
とのことです。



私たちが森の手入れをしなくなってから、モウソウチクの侵略が続いています。



コントロールのために、私たちが生活の中でできることがありそうです。



また17万人の鎌倉市民が呼吸するCO₂の吸収のために、
何本の木が必要になるかという概算もしてみました。

  

ヒートアイランド対策には、緑のカーテン効果や屋上緑化にも効果が期待できそうです。



大切にしたい鎌倉の貴重な植物、
緑の学校の今後の自然観察で、見かけることと思います。
楽しみにしていてください。






 


緑の学校 その

海辺を歩く



6月6日月曜日、曇りのち晴れ。

海の街でもある鎌倉。
「緑の学校」3回目の講座は、稲村ヶ崎で海辺の自然観察会をおこないました。

今日は大潮。
しかも講座時間中に干潮となる、絶好の観察日和です。



まずは稲村ケ崎という土地の歴史や自然の概要を聞きます。



♪〜剣、投ぜし古戦場〜♪と唄われる稲村ケ崎。
渡り鳥の中継地点でもあり、昔はもっとクロマツが多かったそうです。



強い日射し、強い潮風、激しい温度変化。
海辺の環境は過酷です。
海岸性の植物は、
肉厚で光沢のある葉っぱ、毛が生えていたり、根を長く延ばしたり、
さまざまな特徴を身に付けて生き抜いています。

 
ハマボッス             ボタンボウフウ

 
ツルナ               タイトゴメ

 
トウオオバコ            ハマヒルガオ

 
イワダレソウ            ハマナデシコ




音無川の河口も観察。



潮がひき、普段は波の下にある地形があらわれています。





打ち上げられた海藻をひろって、午後からは海藻教室。
鎌倉ならではの自然と歴史を体感する1日となりました。
 



緑の学校 その

新緑を楽しむ



5月9日、月曜日、曇り時々雨。
風薫る5月。今日は緑の学校のはじめての自然観察です。



市役所のビオトープ池前を出発し、
佐助の住宅街〜佐助稲荷〜葛原岡神社〜源氏山公園〜寿福寺横か〜巽神社まで、
新緑を楽しみながら歩きました。



鎌倉らしい筑地塀には、ニガナやキュウリグサ、カタバミ、オニタビラコが観察できます。




佐助隧道近くではマルバウツギを観察。



佐助稲荷に到着。



源氏山へのハイキングコースでムクノキの特徴を観察。



トキワツユクサの花の構造をルーペで観察。





途中で雨が降り出したので、パーゴラの下で観察のコツを説明。



緑にそまるような1日でした。


 


緑の学校 その

鎌倉のサクラ

4月11日、月曜日、晴れ。
平成28年度の緑の学校が、スタートしました。



本日のテーマは「鎌倉のサクラ」。

サクラの語源。歴史の中でのサクラの人気の移り変わり。
鎌倉由来のサクラの話をうかがいました。



日本人はサクラ好き。
花見をしながら、昼間からお酒を飲んで歌い踊るのは、世界でも日本くらいだそうです。
これは、サクラが大切な稲作と結びついた花だから――。
昔の人々は、サクラが咲くのは田起こしの合図と捉えて、
花見の宴は、稲の実りを願う予祝だったとのことです。



鎌倉由来のサクラはオオシマザクラ系の八重桜。
普賢象、桐ケ谷などのサクラと、その出所の探求・・・。
サクラをめぐる深い話に、興味が尽きませんでした。

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